赤血球の90%はヘモグロビンで、少ない場合は貧血、多い場合は多血症などが疑われます。
ヘモグロビンとは血色素で、赤血球の90%はヘモグロビンでできており、「ヘモ」は鉄を意味し、「グロビン」は血色素を構成するたんぱく質の一種をさします。
ヘモグロビンは、吸い込まれた酸素と肺で結合し、血液循環によって体内の組織に酸素を運ぶ働きをしています。
ヘモグロビンの基準値は、男性は13.0~17.0g/dl、女性は11.5~16.0g/dlで、女性の方が少ない傾向にあります。
ヘモグロビンが少ない場合は貧血になり、多い場合は多血症などが疑われますが、特にヘモグロビンが18g/dl以上であれば、重い多血症の危険性があります。
多血症は血液の粘度が上がって血管が詰まりやすくなる病気なので、血液循環障害による頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状が起こり、静脈や動脈の血栓症を引き起こすこともあります。
一方、ヘモグロビンが減少する原因も赤血球と同じように貧血が考えられ、特にヘモグロビンが7g/dl以下になると貧血の症状が現れはじめ、5g/dl以下になると緊急異常値として重い貧血となります。
また、ヘモグロビンは、血液中の糖と結合して糖化ヘモグロビン(グリコヘモグロビン)になりますので、血糖値の高い状態が長ければ長いほど、糖化ヘモグロビンの割合が多くなります。
この糖化ヘモグロビンの割合を検査するのが、「ヘモグロビンA1c」という検査項目で、これは糖尿病を調べるときにも有効な検査です。
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